サーバーサイドコンフィグレーションは、一部のコア設定を言語エージェントの設定ファイルからNew Relicコレクターに移します。言語エージェントに応じて、以下の設定を利用できます。
- トランザクショントレース
- SQLレコードとロギング
- SQLクエリプラン
- エラー収集
- スレッドプロファイリング
- クロスアプリケーショントレーシング
一元化とセキュリティ
サーバーサイドコンフィグレーションでは、New Relic UIから設定を容易に管理できます。環境設定の一元化は、標準への準拠とセキュリティ管理にも役立ちます。
たとえすべてのNew Relic APMエージェントが複数のホストにまたがる場合でも、変更は全エージェントに自動的に適用されます。エージェントはUIから利用できない設定についてはローカル設定に従います。
サーバーサイドコンフィグレーションの優先順位
この機能の便利なところは、デプロイメントや再起動を行わなくてもNew Relic UI内で直接環境設定を管理できる点です。設定変更のオプションと、環境変数その他の設定オプションを利用するときの優先順位は、使用している言語エージェントによります。
設定の階層については、詳しくは個々のエージェントの図をご覧ください。
- C SDKの設定:設定値はAPIの呼び出しからもたらされるため、階層は適用できません。また、サーバーサイドコンフィグレーションにも対応していません。しかし、UIまたはC SDKの構成設定からアプリケーション名を変更できます。
- Goのヒエラルキー
- Java階層
- .NET階層
- Node.js階層
- PHP階層(サーバーサイドコンフィグレーションは不可)
- Python階層
- Ruby階層
サーバーサイドコンフィグレーションの有効化
C SDKとPHPエージェントはサーバーサイドコンフィグレーションに対応していません。他のNew Relicエージェントを使うアプリケーションに対しサーバーサイドコンフィグレーションを有効化するには、次の手順に従ってください。
-
rpm.newrelic.com/apm> (アプリケーションの選択) > Settings > Application > Server-side agent configurationに移動します。
または
rpm.newrelic.com/apmにアクセスします。次に、アプリケーションのインデックス からアプリケーションの歯車fa-gearアイコンを選択し、View settings > Server-side agent configurationを選択します。
- サーバーサイドコンフィグレーションの有効化トグルをOnに設定します。
- サーバーサイドコンフィグレーションの保存を選択します。
サーバーサイドコンフィグレーションを有効化した後、UI経由で設定を表示、変更できるようになります。
サーバーサイドコンフィグレーションの表示または変更
サーバーサイドコンフィグレーションを使用する場合は、license_key
およびapp_name
を引き続きローカル設定ファイルに含める必要があります。これらの設定は、エージェントがNew Relicコレクターとやり取りするのに必要です。
C SDKとPHPエージェントはサーバーサイドコンフィグレーションに対応していません。他のNew Relicエージェントを使うアプリケーションに対し、UIを通して利用可能なサーバーサイドコンフィグレーション設定を表示または変更するには:
-
rpm.newrelic.com/apm> (アプリケーションの選択) > Settings > Application > Server-side agent configurationに移動します。
または
rpm.newrelic.com/apmにアクセスします。次に、アプリケーションのインデックス からアプリケーションの歯車fa-gearアイコンを選択し、View settings > Server-side agent configurationを選択します。
- エージェントの環境設定を表示または変更します。
- 変更する場合はサーバーサイドコンフィグレーションの保存を選択します。
UIからこれらのオプションをどれか設定すると、エージェントの設定ファイル内の矛盾するオプションは上書きされます。
サーバーサイドコンフィグレーションの無効化
アカウントのサーバーサイド設定を有効にすると、サーバーサイド設定はNew Relic Supportからの支援なしにオフにできません。無効化は、ローカル環境に戻る必要がある場合に、環境設定の矛盾によって生じる問題を軽減するのに役立ちます。