New Relic Oneは、あなたのニーズに最も適した形式でデータを表現できる、様々な視覚化をサポートしています。チャートのリフレッシュレートは、クエリのタイムフレームを基に算出されます。
イベントのチャートタイプ
データエクスプローラーでデータをブラウズするか、基本モードまたは詳細(NRQL)モード、詳細(PromQLスタイル)モードを使用して、New Relic Oneのクエリビルダーでチャートを作成する場合、チャートには、そのクエリに適したチャートタイプの選択肢が表示されます。クエリで指定されたデータ次第では、一部のチャートタイプがグレーアウトしているため、チャートとして選択できない可能性があります。小テーブルに、InsightsおよびNew Relic Oneのチャートタイプ別の利用可能性について示しています。
- 面グラフ
-
[チェックアイコン] 基本モード [チェックアイコン] 上級(NRQL)モード [チェックアイコン] Insights 面グラフには、単一の属性に関する時系列データが表示されます。
面グラフを有効にするには、クエリに
FACET
を追加します。基本モードで追加できるファセットは1つのみです。
上級(NRQL)モードを使用している場合は、ファセットを使用して属性を最大5つまでカンマで区切って追加できます。NRQLクエリで
FACET
を使用する場合は、TIMESERIES
関数を使用します。面グラフを使用できるのは 指定した一定期間にわたる単一属性の測定値を表示する場合。 面グラフを使用できないのは 属性を1つ以上含むグラフを表示する場合。折れ線グラフタイプは、指定した時間範囲にわたる複数の属性を表示できる優れた選択肢です。バーチャートタイプは、属性間の比較に使用します。指定した時間範囲にわたる各属性の合計を利用します。 - 属性シート
-
[チェックアイコン] 基本モード [チェックアイコン] 上級(NRQL)モード [チェックアイコン] Insights 属性シートは、選択した1セットの属性に含まれる値のリストです。これはテーブルチャートタイプに似ていますが、
FACET
句を使用していない場合にのみ使用できるオプションです。属性シートを使用できるのは 属性の1セットに対する属性リストを表示する場合。 属性シートを使用できないのは クエリで FACET
句を使用したデータを表示する場合。テーブルチャートタイプは、クエリでFACET
句を使用している場合、または各属性に複数の値がある場合の選択肢です。 - バーチャート
-
[チェックアイコン] 基本モード [チェックアイコン] 上級(NRQL)モード [チェックアイコン] Insights バーチャートには、クエリ結果で返されたカテゴリー間の比較が表示されます。
バーチャートを有効にするには、クエリに
FACET
句を追加します。基本モードで追加できるファセットは1つのみです。
FACET
句は、コンマで分けられた最大5つの異なる属性に使用できます。バーチャートを使用できるのは 指定した時間範囲における特定のカテゴリーのデータの総数をレポートするチャートを作成します。バーチャート形式を使用すると、各カテゴリの違いを簡単に確認できます。 バーチャートを使用できないのは 一定期間にわたる測定値を含める場合。TIMESERIES句を使用する場合、このチャットタイプは使用できません。折れ線グラフタイプは、このような視覚化に適した選択肢です。 - ビルボード
-
[チェックアイコン] 基本モード [チェックアイコン] 上級(NRQL)モード [チェックアイコン] Insights ビルボードチャートは、結果を単一の非常に見やすい値で表します。これは、次のクエリのように、クエリが単一の数を返す場合に利用できます:
SELECT uniqueCount(session) FROM PageView since 1 day ago
ビルボードチャートは、 Apdex関数のようなsinglestatのクエリに便利です。ビルボード を利用して、値を一目でモニターできます。
ビルボードは、複数の状況にまたがる単一の値を比較する際にも使用できます。たとえば、
COMPARE WITH
句を使用して、2つの異なる時間枠の同じ属性を比較します。データをビルボードチャートで利用できるようにするには、単一の値を検索します。ドロップダウンからファセットを追加することで、複数の値を表示できます。
ビルボードではWarning(警告)とCritical(重要)の閾値を設定でき、チャートをそれぞれ黄色または赤色でハイライト表示します。閾値フィールドは、チャート編集ペインの右側にあり、それぞれ黄色と赤色でハイライト表示されています。
値が所定の値を上回るのでなく下回った場合にチャートを強調表示したい場合、Warning(警告)閾値をCritical(危険)閾値より高く設定します。
閾値フィールドは、単一の値を表すダッシュボードにおいてのみ利用できます。たとえば、
COMPARE WITH
句を使用すると、編集ペインの閾値設定が無効になります。ビルボードチャートを使用できるのは 大きくて読みやすいフォントで、CriticalおよびWarning状態にある閾値を含めた値を監視する場合。 ビルボードチャートを使用できないのは 一定期間にわたってデータを表示する場合。折れ線グラフタイプは、時間ごとにデータを表示できる優れた選択肢です。 詳しくは、New Relic UniversityのEditing billboard and gauge charts on Insights dashboardsチュートリアルを参照してください。または、完全なオンラインコース:Dashboards and data appsに直接アクセスしてください。
- ブレットチャート
-
[チェックアイコン] 基本モード [チェックアイコン] 上級(NRQL)モード [チェックアイコン] Insights ブレットチャートタイプを使用して、リミットと呼ばれるターゲットまたは目標に向けた進捗状況を表します。このチャートタイプを使用するには、次のような単一の数を返すクエリを実行します:
SELECT uniqueCount(session) FROM PageView SINCE 1 day ago
ブレットは、デフォルトで結果のクエリ値の2倍を限度とする値に設定されています。リミットを調整する場合は、Limitフィールドに別の数値を入力します。ブレットは、それに応じて変更されます。
ブレットチャートタイプは、単一の値を表すチャートにのみ使用できます。たとえば、 COMPARE WITH
を使用するクエリでは、オプションとしてブレットがリストされません。ブレットチャートを使用できるのは 値を素早く確認するために、大きく読みやすいフォントでチャートを表示する場合。 ブレットチャートを使用できないのは 単一の値以上のデータを表示したい場合。この場合は、バーチャートおよび折れ線グラフが適しているかもしれません。Insightsはブレットチャートタイプに対応していません。代わりに、ゲージチャートタイプを使用してください。 - イベント
-
[check icon]
基本モード [check icon]
上級(NRQL)モード [チェックアイコン] Insights イベントチャートを使用できるのは 属性名とその値を含むテキストファイルを作成する場合。たとえばファイルを共有して、内容をレポートまたはスプレッドシートに簡単に組み込むことができます。 イベントチャートを使用できないのは データをグラフィック表示する場合。これは、ダッシュボードでイベントを監視する際に役立ちます。ビルボードチャートタイプは、単一値のデータの視覚化に適した選択肢です。 - ファネル
-
[チェックアイコン] 基本モード [チェックアイコン] 上級(NRQL)モード [チェックアイコン] Insights 特定の目標に向けたステップとなる一連の関連イベントを評価するには、ファネルを使用します。ファネルでは、以下を問い合わせることができます: 「(A)を行った人のうち、(B)も行ったのは何人であり、また(A)と(B)を行った人のうち、(C)も完了した人は何人だったでしょうか?」
この例では、ランディングページを見た訪問者のうち、何人が以下を行ったか判別する必要があります:
- 製品を閲覧した。
- 次に、買い物かごに1つ以上の製品を追加した。
- 最後に、買い物かご内の商品を購入した。
他のクエリとは異なり、このクエリには
SELECT
funnel()
ステートメントを使用する必要があります。ファネルチャートタイプは、他のどのクエリの種類からも選択できません。また、ファネルチャートタイプは、ステップ数が8以下のクエリでしか使用できません。9以上のステップを含むファネルクエリは、JSONとしてのみ結果を返します。
SELECT funnel(session, WHERE pageUrl like '%/index.html' AS 'Landing', WHERE pageUrl LIKE '%/browse/phones' AS 'Browse ', WHERE pageUrl LIKE '%/shoppingcart' AS 'Cart', WHERE pageUrl LIKE '%/checkout' AS 'Purchased') FROM PageView where appName = 'WebPortal' AND duration < 1 SINCE 1 week ago
ファネルチャートを使用できるのは 訪問者が、貴社の指定したランディングページを訪れた後に取るパスを視覚的に評価したい場合。 ファネルチャートを使用できないのは WHERE
句における属性の数のみが必要な場合。クエリでSELECT funnel
を使用しない限り、ファネルを選択できません。 - ゲージ
-
[チェックアイコン] 基本モード [チェックアイコン] 上級(NRQL)モード [チェックアイコン] Insights ゲージチャートタイプを使用して、リミットというターゲットまたは目標に向けた進捗状況を表します。このチャートタイプを使用するには、次のような単一の数を返すクエリを実行します
SELECT count(*) FROM PageView SINCE 1 hour ago
ゲージは、デフォルトで結果のクエリ値の2倍を限度とする値に設定されています。リミットを変更するには、Limitフィールドに別の数値を入力します。
クエリによって返された値が制限値を超えた場合、ゲージは制限値を青色で、過剰分を紫色でそれぞれ示します。
ゲージチャートを使用する 設定した制限値との比較を大きくて読みやすいフォントで表示したい場合。 ゲージチャートを使用しない ゲージがオプションとしてリストされないため、 COMPARE WITH
を使用するクエリを作成する場合。New Relic Oneはゲージチャートに対応していません。代わりに、ブレットチャートを利用してください。詳しくは、New Relic UniversityのEditing billboard and gauge charts on Insights dashboardsチュートリアルを参照してください。または、完全なオンラインコース:Dashboards and data appsに直接アクセスしてください。
- ヒートマップ
-
[チェックアイコン] 基本モード [チェックアイコン] 上級(NRQL)モード> [チェックアイコン] Insights ヒートマップは、色のグラデーションを使用した表形式でデータを表示し、特定の時間バケットにおける頻度を示します。
ヒートマップを有効にするには、数値属性を含む
Histogram()
関数を使用し、FACET
を使用してカンマで区切った属性を最大で5つまで追加します。ヒストグラムベースのチャートの詳細についてはヒストグラム:データ分布を表示するを参照してください。
ヒートマップを使用できるのは 数値の代わりに色のグラデーションを使用して、一定期間にわたる複数の属性の表データを表示する場合。 ヒートマップを使用できないのは 一定期間にわたる複数の属性に関する厳密なデータを表示する場合。折れ線グラフまたはバーチャートが代替の選択肢となります。 - ヒストグラム
-
[チェックアイコン] 基本モード [チェックアイコン] 上級(NRQL)モード [チェックアイコン] Insights ヒストグラムを使用して、時間枠にまたがるデータ分布を示しましょう。ヒストグラムベースのチャートの詳細についてはヒストグラム:データ分布を表示するを参照してください。
ヒストグラムを使用できるのは 一連の値のデータの頻度を図表化する場合。 ヒストグラムを使用できないのは ヒートマップと同じデータを表示するか、時間バケットなしでデータを表示する場合。 - JSON
-
[チェックアイコン] 基本モード [チェックアイコン] 上級(NRQL)モード [チェックアイコン] Insights 返されたJSONを使用して、返されたローデータを確認したり、New Relic Insightsとのインテグレーションを手助けします。インテグレーションを実行するには、リモートクエリを使用して、生のJASONをサービスとして取得します。
Insightsを利用している場合、Copy JSONボタンを使用してJSONをコピーします。New Relic Oneクエリビルダーを使用している場合は、Shareメニューを利用してCopy JSONを選択します。
NRQL クエリの例
SELECT uniqueCount(name) FROM Transaction WHERE httpResponseCode = '200' TIMESERIES FACET appName LIMIT 10 SINCE 24 hours ago
JSOONレスポンスの例:
{ "metadata": { "contents": { "messages": [], "timeSeries": { "messages": [], "contents": [ { "function": "uniquecount", "attribute": "name", "simple": true } ] }, "bucketSizeMillis": 1800000 }, "eventTypes": [ "Transaction" ], "eventType": "Transaction", "openEnded": true, "messages": [], "beginTimeMillis": 1556226069396, "endTimeMillis": 1556312469396, "beginTime": "2019-04-25T21:01:09Z", "endTime": "2019-04-26T21:01:09Z", "guid": "5238a2c6-328d-a5ff-9185-7f3f04c42d1e", "routerGuid": "1aea2ec5-0be8-3a60-7554-851e1b016eb0", "rawSince": "24 HOURS AGO", "rawUntil": "NOW", "rawCompareWith": "", "facet": "appName", "offset": 0, "limit": 10 }, "facets": [ { "name": "RPM Combined Production", "beginTimeSeconds": 0, "endTimeSeconds": 0, "timeSeries": [ { "results": [ { "uniqueCount": 415 } ], "beginTimeSeconds": 1556226069, "endTimeSeconds": 1556227869, "inspectedCount": 4589471 }, [ { "uniqueCount": 1714 } ], "beginTimeSeconds": 1556310669, "endTimeSeconds": 1556312469, "inspectedCount": 53341469 } ], "total": { "results": [ { "uniqueCount": 2651 } ], "beginTimeSeconds": 0, "endTimeSeconds": 0, "inspectedCount": 5053841114 } }, "performanceStats": { "inspectedCount": 6088068932, "responseTime": 8077 } } ...
- 折れ線グラフ
-
[チェックアイコン] 基本モード [チェックアイコン] 上級(NRQL)モード >[チェックアイコン] Insights 折れ線グラフは、経時的な動向を見つける上で役立ちます。
New Relic Oneの基本モードで作業する際は、経時的にプロット可能な単一属性を選択します。
New Relic OneのInsightsまたは上級(NRQL)モードでNRQLクエリを実行する場合は、経時的にプロット可能な1つ以上の属性を
SELECT
して、TIMESERIES
関数を使用します。折れ線グラフを使用できるのは 指定の時間枠にまたがる動向を簡単に表示するグラフを作成する場合。 折れ線グラフを使用できないのは 1つ以上の属性を用いてデータを表示し、それぞれの属性に関連した値を表示する場合。バーチャートまたはテーブルチャートが代替の選択肢となります。 - リスト
-
[チェックアイコン] 基本モード [チェックアイコン] 上級(NRQL)モード< [チェックアイコン] Insights リストチャートは、所与の属性に関するユニーク値をリスト化します。これは、Selectメソッドで
uniques( )
関数を使用する際のオプションです。リストチャートを使用できるのは 各属性に関連した値のリストを作成する場合。このリストは共有して、レポートやスプレッドシートなどに簡単に追加できます。 リストチャートを使用できないのは 表示したいデータの各属性に複数の値がある場合。New Relic Oneユーザーにとっては、イベントチャートタイプが代わりの選択肢になります。 - 円グラフ
-
[チェックアイコン] 基本モード [チェックアイコン] 上級(NRQL)モード [チェックアイコン] Insights 円グラフ は、テーブルのグラフ表現です。これは、
FACET
句が使用されるときに、一部の関数のオプションとして表示されます。このチャートを使用するには、それぞれの属性セットに対して一つの値を返すクエリを実行します。円グラフを有効にするには、ドロップダウンから
FACET
を追加します。基本モードで追加できる
FACET
は1つのみです。Insightsまたは上級(NRQL)モードを利用している場合、
FACET
を使用することで、カンマで区切られた属性を最大5つまで、またTIMESERIES
関数を追加できます。円グラフは、次の集計関数では利用できません:
average
、apdex
、min
、max
、percentage
、percentile
。uniqueCount
では、パーセンテージが100%以上に集計されることがあります。円グラフを使用できるのは 全体に対する一連の値の関連性をグラフィックに表示するグラフを作成する場合。円グラフは、一定期間にわたる値を表示する際に効果的です。 円グラフを使用できないのは 全体との関連性を示す値を使用しない、ラインチャートのようなデータを表示する場合。 - テーブル
-
[チェックアイコン] 基本モード< [チェックアイコン] 上級(NRQL)モード [チェックアイコン] Insights テーブル は、特定の属性に関連した一連の値を示す標準的な表示の仕方です(たとえば、ユーザーエージェント名別のすべてのページビューのカウント数)。デフォルトでは、すべてのテーブルをいずれのカラムでも並べ替えることができます。
FACET
句を使用している場合、結果は通常テーブルとして返されます。テーブルを他のダッシュボードへのショートカットとしても利用できます。テーブルが属性別にファセットされている場合、いずれのエントリーを選択しても その属性別に絞り込まれた既存のダッシュボードに移動します。その属性で絞り込まれた複数のダッシュボードがある場合、Insightsは最初に作成されたものを選択します。
テーブルチャートを使用できるのは データを含んだテキスト対応テーブルを作成する場合。たとえば、このテーブルを共有してレポートに使用するか、スプレッドシートにインポートできます。 テーブルチャートを使用できないのは グラフィック形式でデータを表示する場合。
メトリックデータ向けチャートタイプ
メトリックチャートは、他のイベントベースのチャートとは別に固有のものです。これは、ご利用のエージェントからNew Relicに報告される、集計メトリックデータを表示できます。Insightsダッシュボードでメトリックチャートを追加してカスタマイズするには、メトリックエクスプローラーを使用します。
New Relic Oneでは、まだメトリックエクスプローラーに対応していません。ただし、ダッシュボードにメトリックチャートを追加した後は、クエリビルダーを詳細(NRQL)モードで使用してクエリを編集できます。
以下の手順に従い、New Relic Oneで上級(NRQL)モードを使用します。
- ブラウザのアドレスバーにone.newrelic.comと入力して移動します。
- 「データのクエリ」アイコンをクリックします。
- クエリビルダーが基本モードで開いた場合、基本モードコンテナの右上から詳細 (NRQL)をクリックしてください。
- 上級(NRQL)モードでMy recent queriesドロップダウンを使用して、Insightsダッシュボードのメトリックチャートに関連したクエリを選択します。
クエリビルダーを開くと、最後に使用したクエリのモードが基本モードまたは詳細(NRQL)モードで表示されます。
上級(NRQL)モードのMy recent queriesドロップダウンでは、InsightsとNew Relic Oneの両方の基本モードと上級(NRQL)モードのNew Relicクエリがすべて表示されます。